バスケと恋と。



「待って!!」



声をかけたら秋くんは優しそうに目尻を下げて笑って


「ん?どうした?」



たった5文字なのにそれだけでかっこいいなぁ。って、見とれてる場合じゃなくて。



どうしても、聞きたいことがあったんだ。



「.....どうして、学校で笑わないの?」




私がそう聞いた瞬間、秋くんは驚いた表情で、少し気まずそうに



「前の学校でいろいろあってな。笑わないようにしてるんだ。」



.....そうなんだ....。理由は聞いちゃだめな気がするから聞かないでおこう。
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