君と僕の白昼夢


5時間目。

俺はノートに方法を書き出していた。

思いつく方法はいくらでもある。

でも…

「はは…」

苦笑しかできない。

そんな勇気……

「し…死ぬ…」

本気で考えると手が震える。

そんな俺の考えとは裏腹に授業は賑わっていた。

「死ぬ…なんて……」

誰にも聞こえない声で独り、震えた。

真剣に考えれば考えるほど、現実味が増してくる。

俺がやらなきゃ…日和が死ぬ。

俺も日和も助からない。

だったら、日和だけでも…

でも…

“死”が怖くない人なんているのか…?

実際…怖い…怖くて怖くて…

嫌だ…

本当は死にたくない。

だけど…!
< 128 / 198 >

この作品をシェア

pagetop