君と僕の白昼夢


いや…前からきっと俺の中にあったんだ。

もっと昔から。

気づかなかっただけで、ずっと存在していた。

きゅーっと胸が締め付けられる、この感情。


暗く狭い箱の中から開放されたように、その感情は俺に襲いかかってきた。


「日和…」


「なんも言ってくれないんだから卓はー」


日和がすねた顔をする。


「私にくらい話してよね!」


俺の機嫌をすぐに直す。


その明るい笑顔で。


無邪気な性格で。


昔から……お前は変わらない。


変わらなく優しい、そんなお前を、俺はーーーー……………。





< 54 / 198 >

この作品をシェア

pagetop