君と僕の白昼夢


「あーーーーーーーー!!!!!」


俺は昼休みの教室で叫んだ。


クラス中の視線が集まる。

「え?なに?」

日和も驚いている。

しかし俺はそんなの気にしていられなかった。


あー!!もう!!何してもダメじゃないか…


どうすればいいんだよ…



俺は完全に壁に衝突した。

今まで何してもどこへ行っても結局日和は死んでいる。

もう成す術がない。

俺は行き詰まっていた。


嫌になってくる。


壊れそうなくらい。


もう何もしたくないし、できない。


絶対うまくいかない。


これ以上思いつかない。


辛い。


泣きたい。


なんで、なんで俺なの?





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