世界が終わる音を聴いた
アトガキ。

こんにちは。
川瀬里桜と申します。

この度は『世界が終わる音を聴いた』を、こんなところまで覗いてくださりありがとうございます。
本編である、世界が終わる音を聴いた、は2016.10.5に公開こそしましたが、書き出したのは夏ごろでした。
実は私も、その夏に主人公・千夜子と同じく姉を亡くして5年目の夏を迎えていました。
不思議なもので、5年という歳月がたったときに、焦燥というか不安というか、寂しさ、切なさ……一言では言い表せない感情を抱きました。
この年のちょうどそんな頃に『スタ文大賞』が開催され(それに関しては応募はしてないのですが)、テーマを見たときに、この気持ちをお話として書いてみたい、と強く感じて出来上がったのがこのお話でした。

今を生きている私たちにとって、生きると言うことは日常であり、不変のもののようにも感じます。
けれど、命というのは必ず終わりを迎えます。
物語なので、千夜子が救われるお話であっても良かったのかもしれません。
それが本来ならばお話のなかで求められている“感動”のようなものかもしれません。
けれど、もう一度になりますが、命と言うのは必ず終わりを迎えます。
世の中にある、唯一と言っていい絶対なのだと思います。
後味を悪く感じられる方もいるかもしれません。
でも私には初めから、この終わり以外を書くつもりはありませんでした。
寂しくて、会いたくて、という千夜子の気持ちは、自分そのものです。
長い、長い、独り言のようなお話です。
なので目を通していただいただけでありがたいのです。
執筆中は自分の気持ちに押し潰されてしまいそうで、何度となく躓き、弱音も溢しましたが、その度にお声をかけてくださる方が居たりとたくさん救っていただきました。
改めてありがとうございます。

そしてこの度、ハデスの物語として『たったひとりの君を』というお話に結びをつけることができました。
このお話に込めたものは、本編と同じです。
ザクザク書いたので、粗が目立ちますが、すみません力尽きました(笑)
千夜子との7日間に焦点を当ててもう少し書こうかと思ってはいたのですが、これ以上長くなっても(それなら、別bookで初めから立ち上げるべきだったな)という気持ち半分、ハデスと千夜子の結び付きを書きたかったのだな、というのとキリも良いかな、という気持ち半分で、これにて完結という運びにさせていただきました。

物語を通して、終始楽しい雰囲気は皆無だと思います。
暗いお話です。
けれど、このお話のどこかに“生きる”ことの懸命さや楽しさを感じていただけたのならば、感謝の念が尽きることはありません。

そして改めまして、最後の最後、こんな端まで目を止めてくださり本当にありがとうございました。




2017.1.15 川瀬里桜


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