体は小さいが、心は大きいんです!
ピカピカの業務部配属一年生
初夏、六月。
新採用者の研修が終了し、各部所に配属される。

今回我が業務部に配属されたのは、
大卒の西塔 章大(サイトウ ショウタ)24歳。
短大卒の倉梯 埜々香(クラハシ ノノカ)22歳。

この2名だ。


大柄な西塔章大と、小柄な倉梯埜々香が並ぶと、大人と子供の様で、凸凹コンビだった。

朝礼で挨拶を済ませ、倉梯は木下女史に連れられて給湯室に行く。

女だからお茶汲みというのも時代錯誤なのかも知れないが、1日2回のお茶汲みと、来客時のお茶汲みが新人女史の仕事となっている。

西塔は、指導係の棚橋主任に仕事を教わっていた。

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