いつかの君へ
第1章



恋をすると 退屈だった毎日が キラキラする。



ちょっとの面倒なことだって チャレンジしたくなる。



…というのは、一般論でありまして。






「 おはよう、ぶーす!!!! 」



はい。



毎朝こうなんです。



「 おはよう。ナルシストくん。 」



見た目がチャラチャラした この男。



あたしの幼なじみでございます。



「 お前、きょう化粧濃くない? 」



そして、あたしの好きな人なのです。



「 うるさい!!今日はナチュラルメイクなの!! 」



誰の為に朝早く起きて 化粧して 髪巻いてるのか。



こいつは何もわかってない。



「 夏、おはよう。」






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