大空へ向かって
幸せだった…
栄助と居れた事が…
嬉しかった…
栄助と楽しく会話出来る事が…
温かかった…
寒い冬も、あなたさえ居てくれれば…
切なかった…
あなたと離ればなれになる事が…
人間は どうして恋をするの??
恋と言うものが何であるのかな??
もう二度と、目を覚まさない恐怖。
その日の天気は、空が泣いていた。
空が涙を流していた。
麗美は 朝栄助より 早く目が覚めた。
横では、栄助が寝息をたてて寝ていた。
息をするたびに、黒い髪が揺れている。
優しい顔で眠る姿が愛しくて、寝ている栄助に ぎゅぅぅっと抱きついた。
「いつもこんなに可愛かったら良いのに。」
そう言いながらも、腰に回した手を、麗美は離さなかった。
栄助にキスしようと、顔を近づけた。
同時に栄助の大きな目がぱっちり開いた。