大空へ向かって




幸せだった…




栄助と居れた事が…




嬉しかった…




栄助と楽しく会話出来る事が…




温かかった…




寒い冬も、あなたさえ居てくれれば…




切なかった…




あなたと離ればなれになる事が…




人間は どうして恋をするの??




恋と言うものが何であるのかな??




もう二度と、目を覚まさない恐怖。




その日の天気は、空が泣いていた。




空が涙を流していた。




麗美は 朝栄助より 早く目が覚めた。




横では、栄助が寝息をたてて寝ていた。




息をするたびに、黒い髪が揺れている。




優しい顔で眠る姿が愛しくて、寝ている栄助に ぎゅぅぅっと抱きついた。




「いつもこんなに可愛かったら良いのに。」




そう言いながらも、腰に回した手を、麗美は離さなかった。




栄助にキスしようと、顔を近づけた。




同時に栄助の大きな目がぱっちり開いた。




< 142 / 225 >

この作品をシェア

pagetop