大空へ向かって




「麗美〜トイレ着いてきて〜」




「うん。」




仲良しの子とかとトイレへ行こうとしたら




車椅子の男子とすれ違った。




━━━━え?




一瞬だったけど麗美は気付いてしまった。












車椅子に乗っていたのは栄助だった事を。




麗美は、瑠理の肩をツンツンと叩いた。




「…何で栄助が車椅子?」



瑠理は、ちょっと焦りながら




「リハビリ中らしいよ」




リハビリ…そう言えば何度かバスケで足やられて




リハビリしてた事あったな。




懐かしい…。




でも、戻りたいとは思わない。




何でだろ?…人は変われるんだね!




━━栄助…




ちゃんと麗美変われたよ?



前みたいに、ぶっきらぼうに頭撫でてよ。




無理な事は分かってるよ?もう離れちゃったんだもんね…。




< 220 / 225 >

この作品をシェア

pagetop