誰も知らない、君に釘付け。〜彼の隠れた裏の顔〜



「くそ……さっきのか」






制服を取りに行った時、何かあったんだろうな。






気づけば、じっと夏木くんのことを見てて。






「……なんだよ」






眉をひそめて、夏木くんが私を見た。






「夏木くん、なんで一人暮らししてるの?」






関係ない……そうくるんだろうなって思いながらも。






疑問を口にしないなんてこと、私には出来なくて…






「見ただろ。あの姉貴の気持ち悪い趣味」






思ってもみなかった返答。






夏木くんは私に背を向けて、歩き出した。






「俺は、小さい時からああいう服を平気で着せられてた。


それもずっと。中学になってからも」






中学になって、自分が女装させられてるって気づいたんだね。






「嫌になって、出ていったってこと?」






「……もういいだろ。


栖和に関係ない」






で、出た……このタイミングで!






でも、答えてくれなかったけど、そういうことだよね?


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