あの日の約束【後】




あたしは恐る恐る出た。











懐かしい愛しい人の声は…











すごく悲しそうだった。















「朝倉…

あさ…くらっ…


俺…











もう駄目だわ」















こうちゃんはボロボロだった。











あたしの学校のことが…




知られてしまった。














けど…












それ以上に辛いものが











こうちゃんにはあった。












こんなにも複雑で残酷なことが











こうちゃんの周りでおきていたなんて…













早くこの話しは終わりたい


そう思って何もしなかったあたし












ここでやっと…











本当に本当に











自分が最低だと












後悔した。





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