守神と大黒柱と示指?

7.元気が出るお見舞！

自分で考案した運動のリハビリ効果で基礎体力もつき、足腰の感覚も戻ってきた。

やっと、見舞いが解禁された。

それまでは、家族以外の面会はダメだったし、長かった。

まず、会社のみんなが見舞いに来てくれた。

「仕事に穴を開けて申し訳ない」と大黒柱。

「すぐには、復帰できませんが、残った皆でよろしくお願いします」と、上司にお願いした。

会社の中では、同僚が配慮して、見舞は今回の１回だけにしてくれたようだった。

もっとも、田舎の病院なので、地元以外の人の交通手段はバスしかなく、まとめ役が案内しながら来てくれたようです。

何回もだと大変ですから…。

会社の皆からは、あまり大黒柱がいないことで会社が困っているような言葉は聞こえてこないのが寂しい！

逆に「滅多に無いことだから、ゆっくり休んで～！」と言われてしまった。

ポジティブに解釈しよう！

その方が、こちらも有難い！

病気を治すことに専念してくれということだろうから…。

足腰の感覚は戻ってきても、見舞いに来てもらってわかったが、頭の回転は戻っていない。

　　　　　　＊

ボランティアの仲間が見舞にきてくれた。

ボランティアの皆は、地元なので何度か来てくれた。

森の近況報告も兼ねてきてくれた。

しかし、土木や造園などの仕事で手や指を切断することはあるので、身につまされるものがあるらしい。


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