うちのお姫様はお祓い様。
お婆ちゃんの暖かい手から差し出されたのは一つのかんざしだった。


それは深紅で先端には金色で椿が描かれていた。



「すごく綺麗、、、」


「実はこれには私がお爺ちゃんから分けていただいた力が込められているから大丈夫。
きっと澪ちゃんを護ってくれるわ。」


「うん、ありがとうお爺ちゃん」



私がそう言ってかんざしを懐にしまったのを見て、お婆ちゃんはもう一度私を抱きしめると次は会長の方を向いた。



「藤原千里君、だったかしら?」


「はい。」


「澪ちゃんを、お願いね。」


「もちろんです。」



会長はそう言ってお婆ちゃんに深いお辞儀をした。
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