虹色~world~
速水高校

入学式






長野先生に振り回されて、速水高校に入学することになった僕。


制服に着替えた自分を鏡で見る。



母「空~?朝ごはんよ!」



母が一階から声をかけてきた。


学校用バックを持って一階のリビングへ行った。



母「あっ。ご飯の前にお父さんにお線香あげなきゃ!」


「あー...僕がやっとくよ」


母「あら、珍しい...でも、ありがとね?」


僕は、和室にポツンとある...実の父親の仏壇に線香をあげた。



「父さん...僕は、色覚障害をもって生まれてきたけど、今日は少し勇気を出して好きなことにもう一度挑戦してみるよ。見ててください」



返事はないけど...きっと応援してくれているだろう。



時計を見ると7:30

早く朝ごはんを食べなければ、間に合わない。





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