夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
〈回想シーン〉
【ギルバート17歳/港街】

ある日…。
短期の仕事で夢の配達人の隠れ家がある港街にやって来た時だ。

大きな港街に戸惑っていると、
僕の耳にある言葉が聞こえてきた…。


『…何故だ?
僕は君が望むなら、例え全てを棄ててでもっ…。っ……君を、離したくないッ……!』

トクンッと胸が熱くなる。
それは、
僕が大好きな舞台の台詞だった。

声、だけ。
たった少しの、台詞だけだ。

演技など見ていないのに、惹きつけられる。


一体、誰がっ…?

高鳴る鼓動。
僕は辺りを見渡して、
その声の場所を気付いたら必死で探していた。


『待っていてくれ…。
君を迎えに行く。…必ず、っ…必ずだ。』

……。

声が聴こえる場所には、
すごい人集りが出来ていた。

人混みをかき分けて、
その中心を見て…僕は眼を疑った。
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