好きだと思うんですがっ!?

「正式に告白したら、どんな結果でも受け入れるとか言っといて、困らせてばかりでごめん」


古柳くんは胸いっぱいに息を吸い込んで、それを吐き出すと共に、言った。


「じゃ、また明日!」


ニコッと笑う古柳くんの笑顔にはまだ痛々しげな残像が見えるけど、この空気と同じ、どこか澄んだ清々しさも感じた。


「うん……また、明日」


小さく手を振るあたしに対し、ブンブンと大きく手を振る古柳くん。

あたしは彼の後ろ姿をしばらく見た後、くるりと踵を返し、駅の改札向かって歩き出した。



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