アラビアンナイト


「ヨカッタ。アレはオレにとってたいせつなもの。
トワのアイのあかし。
ありすがたいせつにもってて、とてもウレシイ」

そう言って極上の笑みで微笑むと、彼は

「あいたかった…」

優雅な仕草で私の手に、そっと優しい口づけを落とした。







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