アラビアンナイト
部屋は2班で1つ。忍ちゃんと自分たちの部屋に入ると、3班の子たちが2人で荷物を広げていた。
「あ、来た来た!高藤さん、佐々木さん大丈夫そうだった?」
3班の松本さんが私の顔を見るなり聞いてきた。
「うん。顔色はまだ悪かったけど、吐き気は治まってたみたいだから」
カバンを床に置きながら答えた。
「もしかして佐々木さん、3班だったかしら?」
忍ちゃんが質問すると、
「そうなんだ…。お昼ご飯、一緒に食べれるかな…」
もう1人の3班である杉田さんが眉を下げながら心配そうな声で言った。