アラビアンナイト


進まなかった問題集や筆記用具を机に残して、全員がぞろぞろと食堂へ移動。

お昼ご飯から後、勉強しかしてないのに疲れたし、お腹は普通に空いている。

そういえばカレー、あんまり食べられなかったんだった。

お昼ご飯の時間を思い出すと、途端に胸が苦しくなって、さっきまで空いてたお腹が、あまり空いてない気がしてきた。

「はぁ〜」

「ため息なんかついちゃって。恋煩いかしら?」

「へっ!?こ、恋煩い!?」
 
忍ちゃんに思ってもないことを言われてびっくりした。
< 388 / 713 >

この作品をシェア

pagetop