アラビアンナイト
あわわ…この2人の喧嘩は私には止められないかも!
なんて焦っていると、
「そんなの、誰か手の空いてる男子に手伝ってもらえばいいじゃない」
って平然と言い返した忍ちゃん。
確かに!
それなら大丈夫そうだよね!!
さすが忍ちゃん、って思ったのは私だけではなかったらしい。
「桂木さん、たまにはいいこと言うじゃない」
と言ったかと思うと、斧田さんは私の後ろにいたジェイクの腕にぎゅっと自分の腕を絡めると、
「そういうことだから、お手伝いお願い!!」
って満面の笑みで言った。
途端に苦しくなった胸だったけど、知らないふりをして大急ぎで2人から目をそらした。
それから、
「し、忍ちゃん!!私たちも食材もらいに行こう!」
ってわざと元気良く言いながら、忍ちゃんの手をグイグイと引っ張ってその場を後にした。