できちゃった出産【ベリカフェ版】
 胎教用の英語教材があるって話も聞いたことがありますが、どうなんだろう? 英会話に限らず胎教って、妊婦さん自身が楽しめるものならいいのかなって。個人的にはそう思うんです。

 いくらモーツァルトがいいからって、妊婦さんが好みじゃない音楽を我慢して聞いていたのでは効果も半減なんじゃないかなって。あ、自分がモーツァルトを聞かなかった言い訳じゃないですよ(笑)だから、英語も妊婦さん自身が楽しめるのなら十分アリなのかもしれません。

 ところで、私は脳内ではそこそこ対話していましたが(苦笑)声に出して話しかけることはあまりなかったのですよね……(汗)それでも胎児というのは、普段の会話などをひっそり聞いて、なんとなーく認識していてくれたんですかねぇ。中の人って、けっこうやることあって忙しそうですな……。

 さて、決して何かを期待して椎名林檎を聞いていたわけではありません。それでも、ちょっとばかりおもしろい妄想はしました。ある日突然「臓器プリンター!」などと、嬉々としてシュールな言葉を発する男児の姿とか(苦笑)

 そういえば、病院の母親学級で一緒になったかたで「私、ハードロック聞いてるんです」という人がいらっしゃいましたよ。見た目は「ほわん」とした可愛らしい感じのかたで、それこそモーツァルトなんかのクラシックが似合いそうな。でも、ハードロック(笑)

「おおーっ」と驚くとともに、なんか嬉しかったですね。「同志よ!」じゃないけれど、いろんな人がいるだなぁって。趣味なんてそれぞれだし、そう思えばどってことないエピソードかもしれません。でも、思わず「ふふふ」と笑みがこぼれてしまうような? そんな楽しい気持ちになれたことが嬉しかったんですよね、そのときは。

 ちなみに、私の母は妊娠中にずっと「さだまさし」を聞いていたそうな……。影響は――どうなんでしょうね(苦笑)どちらかというと好きですけどね、さださんの音楽。詩もきれいで素敵ですし。

でも――大学のサークルに「さだ研」があっても入っていなかっただろうなと思います(笑)


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