Turquoise Blue 〜空色のベース〜



廊下に出ると
入口の方
階段の上から、凄い絶叫



「な、なに〜?あの声」


「多分、
【†VELVET†】さんが
演奏を終えて、
ファンの人達と話してるんじゃ
ないかなー」


「すごいね〜」


「ねー」


「あの…ちょっとだけ上で
メールだけ、入れて来るね…
一応、『多分行く』ってメールは
来たんだけど…
姿…まだ無いから…」




「わかった」


ユリちゃんは
階下に
机を出して座っている
受け付けの人に話し掛けると
階段を、昇って行った



まだ絶叫してる



ドアを蹴られた事を
思い出した




…怖いから、早く控室に戻ろう







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