Turquoise Blue 〜空色のベース〜



ここは
新宿なんて思えない位
−とても静か


小さいビルに囲まれた
街の十字路



街灯の光が
地面で交差してる




…『彼』は
さっきの私の告白には
何も答えない


なんだか、耳をすましてる








…その時、小さな



パタパタと


軽くて必死な

足音が近付いて来た




そして纏まった
バタバタとした靴音の集団が
それを追っている






『…アズライトだ』






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