Turquoise Blue 〜空色のベース〜


眼鏡が、キラリと光る

シノだった


「ユカ!!…え?!あ」


シノがこの状況を見て慌ててる

『彼』に頭を下げた

『彼』も 顎からの、例の会釈



「ユカ、あ あのね
加藤先輩と、リナ来たから

加藤先輩が
ユカの顔みたいな〜って

今、入口の近くの
コンビニにいる
荷物番代わる…よ…?」


「……う、うん」


ドライヤーをどうしようか
一瞬迷う

『行けば』



…そう言われて

ドライヤーを止めて
鏡台の上に戻した



出口に向かう


シノが代わって
私が居た場所に座った


シノが話しかけてる声が聞こえて
『彼』が少し笑ってた


慌てて廊下を走って
階段を昇った



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