あの日の私たち。
私は、Sくんとあまり喋れなくなった。
何故かとゆうと、Sくんが最近、私のことを避けてくるようになったから。
近づこうとしても、すぐにどっかいっちゃうし。
しかも、なんか最近よく私の方を見てコソコソ友達と喋ってるんだよね。
なんか、私したっけ?
ちょっと不安になった…。


それから、その日の放課後。
私が帰ろうとしていると後ろから、
「荒金ー。このまま、渡り廊下に来てくれないか。」
声を掛けてきたのは、Sくんと仲のいいAくん。
「う、うん。どうしたの?」
「ちょっと話したい奴がいんだよ。」
誰だろ…。もー、早く帰りたいのに。
私は、仕方なく渡り廊下へ向かった。
すると、そこにSくんがいた。

「お、おう!荒金!げ、元気か?!」
どーした?なんかめっちゃテンション高いし。
「どーしたの?まさか、話あるって言ったのSくん?」
「あ。え、いやー。そのー。まぁ、そうゆ言うことっつーか。んー、なんでもねーよ。」
なんか今日のSくんおかしい。
すると、後ろからさっきのAくんがきた。
「Sー。お前まだ話してないのか?早く話せよー。」
「わかってるって。しつこいなぁ。」
「あのー。二人してどーしたの?なんかあった?」
あまりにもなんか、おかしかったから聞いてみた。
「荒金。ごめん。ここじゃちょっと言えねーから、中庭に来てくんねーか。」
「う、うん。わかった。」
私は、向かった。
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