カルマノオト
注がれたばかりのワインをくいっと半分ほど飲み干す。




じわり、じわりと身体に沁みるアルコール。


実習明けで疲れているからか、今日はとても酔いが回るのが早い。




「そんな勢い良く飲んで大丈夫か?」




ペースを上げてワインを飲む私を見て、左隣の彼はフフッと苦笑いを浮かべる。




「いいんです。

もう、どうだって……――――――」




そう言葉にした瞬間、思わず目の奥がじわっと熱くなる。
< 78 / 100 >

この作品をシェア

pagetop