幼なじみから溺愛されてます
そして、放課後。






「美音、帰ろ?」






いつも通り、

蓮が誘ってくれる。





危うくうんと言いそうになるが、

ここは我慢して、






「ご、ごめん。今日実は放課後用事があって残らなきゃいけないの」



「そっか………なら、待ってよっか?」






う〜ん………待ってて欲しいけど………





さすがに悪いよね。






「ううん。いい。
どれくらいかかるかわかんないし」



「そっか。じゃあ、先に帰ってるな。
気をつけてな。」



「うん。蓮もね。バイバイ」






手を小さく振る。






「じゃ」





それに蓮も軽く手を振り返してくれる。
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