この関係を壊してでも伝えたいこと

狐の嫁入り

「凛ちゃん、今日は先部活行ってて。私今日用事があって行けないから」


「ん、わかった」



了解の返事はしたものの、気分がのらず帰宅することに決めた。


何もしないことが部活だから別にどうってことないだろう。


彗月が好きだと気がついてから数日が過ぎたが俺達は変わらず付かず離れず、むしろくっつきすぎの毎日を送っている。


俺の一方的な片思いはなかなか実る気配を見せない。


彗月を何がなんでも手に入れ、俺だけのものにしたい気持ちよりは、自身の半身のような彼女を失う恐怖のほうが大きい。


…少なくとも残り半年は彼氏を作らないって言ってたからもうそれでいい気がしてきた。


……やっぱりよくない。


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