この関係を壊してでも伝えたいこと

「…彗月ちゃんもなんでリンちゃんがいいのかね?」


窮屈そうに長い脚を机の下で組んでいる琥珀兄貴が伸びをした。



「凛ちゃん先輩の悪口禁止」


「はいはい、ほんとお前あの二人のこと大好きだよな」


「好き!だって優しいから」


俺の気持ちを考えずに強豪部活の斡旋をする先生や、レギュラーになれない妬みで俺にきつく当たる先輩。

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