夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】

「///っ……んッ…。
っ…ダ、メッ……!
誰かに、見られたらっ…ヴァロンのお仕事が……ッ///。」

強引な俺の胸を両手で押しながら、
アカリは人目を気にする様に辺りを見て…。
真っ赤な顔で首を横に振る。

彼女のその表情を見て、心が沈んだ。

……。

好きな女にそんな事を言わせてしまう…。
そんな自分が、堪らなく嫌になる。


……っ…でも。

俺のせいで…
アカリに危害が及ぶのは、もっと嫌だ……ッ。

俺はグッと感情を抑えてアカリをお姫様抱っこして立ち上がると、そのまま早足で建物の中へ入り最上階の自宅へ向かった。

その間…。
彼女は気まずそうに、
時折俺の顔を見上げていた…。

……

………。
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