レンタル彼氏
「みんな趣味悪いとか、変とか言うんだぜ~。ナナだけだよ。わかってくれたのは♪」




いやっ…私もわかりません…。




「んまぁ、適当に座って♪」

『ぅん♪』



『あぁ~。なんか雅也んち入ったの久しぶりだなぁ…。何年ぶりだろね(笑)』

「さぁ…①年ぐらいじゃね??」

『そっかぁ…。色んな事あったよねぇ~。』

「そうだなぁ~。例えばナナが階段で転んだり、なんもないとこでつまずいたり(笑)」

『や~!!そこはいいの!!あるじゃんもっと色々!!雅也が停学になる前私が男の子にフられたりしたらなぐさめてくれたり…』

「あぁ~。あったなぁ~(笑)んで俺がナナを好きになったんだよなぁ~…」

『ぅん~。……雅也…??』








「ナナ。愛してる」













雅也の顔がだんだん近づくと永遠との思い出がよみがえって来る。












『やっ……!!』











私は雅也のキスを拒んだ。








「…え…??」

『…ごめん…。今は出来ない…。』

「…アイツの顔思い出したろ??」

『アイツ…??』

「永遠だよ」

『………』

「ちゃんと答えろよ」

『………』



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