辛 恋

大翔···side

ルーク氏の元でお世話になって
丸二年が過ぎたとき
「大翔、こちらの生活はどうだ?」
「はい、毎日、遣り甲斐があって
楽しいです。」
「そうか、恋人はできたか?」
「いいえ。私の中には、ずっと
思っている女性がいるので。
その女性以外は、目に入りません。」
「その人と、結婚はしないのか?」
「私の事に彼女を巻き込みたくなくて
何も告げずにアメリカに来ました。
私は、彼女が幸せなら
良いと願ってます。」
「他の男性と結婚してもか?」
「‥‥‥そうですね。」
「私には、一人姪がいるんだが
会って見る気はないか?
すごい美人なんだ。
伯父バカかもしれないが
心優しく、美しい娘だ。
まもなく30になるのに
彼氏もいない。
友達にでも、なってくれ。」
「ボスから言われたら
断りきれませんが
私の中では、彼女しかいませんので
恋人には、なれませんが
友達なら、お会いしますよ。」
と、言うと
「そうか、そうか、
なら、また連絡する。
ジークを頼むな。」
と、ルーク氏に言われた。
俺は、
「はい。」
と、答えた。

ルーク氏の息子のジークは、
頭も良いし、頭の回転も早い
すぐに教えた事も消化していく
末が楽しみな人材だ。
ヒルズ財閥を率いて行く人物だと
思う。


ルークは、この二年
大翔を見てきて
とても気にいっていた。

仕事も出来るし
真面目だ。

それに、本当に女っ毛はない。
会社の女性にも人気物だが
見向きもしない。
一緒にいるジークが
大翔は女嫌いか
と、疑うほどだ。

ルークは、レナとマリアナに
相談して、一度 心をアメリカに
呼ぶことにした。
ジークの婚約披露を身内でするときに。
< 42 / 60 >

この作品をシェア

pagetop