辛 恋

「ああ、てか、おじさん、言うな!
大翔にしろ、いいな。」
「う~ん、じゃ、ハルさんで。」
「まあ、いい。
じゃ、二回戦目な」
「えっ、また?
ハルさんって、凄い体力だね。」
と、言うまに
ハルさんにまた抱かれてしまった。

私は、夜中になったが
家に帰った。

ハルさんは、よくあのホテルに
いるらしい。
「心、またな。」
と、口付けされた。

進藤さんは、
身長、188センチぐらいで
髪は長めで、後ろに流していて
目は切れ長で
鼻は高い。

あの目で見詰められ
あの声名前を呼ばれると
ゾクッとする。

惚れたらいけない人の
感じがするが・・・・

私は、この時点で
彼に落ちていたのかも。

進藤さんのスーツなんか
私に買って返すなんて
無理だろうし
パパに、言えば
直ぐに用意してくれると
思うが、飲み過ぎて
吐いたとか、言ったら
大変だ。

だが・・・勢いで、
ああ、言ったが・・・
私の方が会いたかったのかも‥‥。

自分のベットに入って
そう考えていると
いつのまにか寝てしまっていた。



翌朝、壬に
ぶつぶつ言われたが
「あんた、弟の癖に
うるさいの。
知佳を残業させるよ。」
と、言うと
にやりと笑うと大学へ行った。
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