アルダ姫の大冒険
「ほぇ~!」

これがアーベンについたアルダの第一声だった。

アーベンは先程の村とは比べ物にならないほど大きかった。
もちろん、
アルダやガイの故郷、
ネパラル王国のほうがアーベンより遥かに大きいが、
いままでいろいろな町を見て、
ここにたどりついたのだからこの町は相当大きく見える。
面積はもちろん、
建物も比べ物にならないほどたくさん建っているし、
人の行き交いだって盛んだった。

「ところでさ、アーベンに来たのはいいけど、
その誰か知んないけど、
女の子はどこにいるわけ?」

アルダの疑問にはっとする3人。

「私をお探しで?」

ふと、横から声がした。
キレンの図書館でアルダ以外の3人が出会った少女だった。

「悪魔の祈りでしたね。着いて来てください。」

そう言った少女に4人はついていった。


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