Death carried
731の位置からは見えないだろうが、バニングは腰の後ろに大振りのアーミーナイフを差していた。

731の距離からすると、投擲するのが効果的か。

問題はタイミングだ。

下手に投げても躱されるだけ。

隙を見計らい、731がウイルスを取り落とさないように一撃で仕留めるしかない。

いつだ。

いつ投げる…?

バニングとジェイソンの間に、緊張が走る。

その時だった!

「!?」

突然731の背後から現れたニコライが、彼を羽交い絞めにする!

反対の車両を探しに行っていたニコライは、車両の屋根での騒ぎに気付き、密かに接近していたのだ。

「いいぞニコライ!」

腰からナイフを抜くバニング。

しかし。

「くそっ!」

自暴自棄になったのか。

731は握り締めていたウイルスのアンプルを、車両の下へと投げ捨てる!

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