俺様がキライな女だっているんです!
「大学卒業したら、すぐにオレと結婚すること。」

『大学卒業したら、すぐに結婚すること…?』

大学卒業したらすぐ?!

これってちゃんとしたプロポーズ?

「はい、は?」

『はい!』

ぎゅっぎゅっと抱きしめると、桐はさらに力を込めて抱きしめかえしてくれる。

あれ?

いつのまにか、私の左手薬指にはピンクゴールドの華奢な指輪が!

「とりあえず、卒業まではこれね?」

『…ありがとう。』

嬉しくて、言いたいことはたくさんあったけれど、胸がいっぱいで言葉にならなかった。

でも、桐には全部伝わってる気がした。

だって、私達、相思相愛だしね!

これからもよろしくね。

「こちらこそ、よろしく。」

また読まれた!

一生、私をいちばんわかってくれる桐でいてね。




end
< 22 / 47 >

この作品をシェア

pagetop