この世界の中で生きていく為に私がすること。

この3人に美琴、私を加え5人で行動することが多い。
それぞれ個性が強くぶつかりあうことも多いが、なんだかんだで仲良くやっている。

私以外の4人は一般的に美人、可愛いのでよくモテる。
だから、私みたいな平凡で普通なのが一緒に居てもいいのかと思う。


「…だから、違うって言ってるでしょ?美琴も余計なこと言わないの。」

きつく美琴の方を睨みつけるが美琴の方は気にもしていないようで、昨日のようにニヤニヤとして笑っている。

「だってさぁ、のえるの一目ぼれだよ?こんなおめでたい事をみんなに言わなくってどうすんの!」

相変わらず興奮して喋る美琴は私が一目ぼれをしたと言い切る。
確かに、私が男の人に興味を持つことは殆どない。
だから珍しいだけで、一目ぼれではない。

ただ、あんな人もいるもんなんだと感心したというだけであって惚れてなどいない。

「まぁまぁ、私らは美琴の話しか聞いてないから分かんないんだよ。ちゃんと話してみてよ。ね?のえる。」

マリがにっこりと笑って問いかけてくるが、その微笑みの裏には「全て話せよ?」と言っているようにしか思えない。

マリに逆らうのは怖いのでやめておこう。
ちゃんと話して誤解を解いてもらおう。



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