この世界の中で生きていく為に私がすること。

美琴

そんなんだから大学3回生になっても恋愛経験が無いって怒られる時もあるんだけど、私はそれでも楽しい生活を送っていた。



前期の授業も終わる頃、私は友人に誘われて学内で行われる就活のガイダンスに参加することになった。
この就活のガイダンスは就職支援課の人や卒業生の人、4回生でもう内定をもらった人の体験談などを聞くものらしいが…めんどくさい。

そろそろ就職に本腰を入れてインターンシップに参加しなければならないのだが…身が入らない。


その誘ってくれた友人と昼ごはんを食べるために食堂で待ち合わせをしている。
すると食堂の入口で周辺を見渡している友人を見つけ、手を軽く上げ合図を送ると気がついた友人は「のえるー。」と名前を呼びながら私の方に歩いて来る。

彼女は友人の坂上美琴(さかがみ みこと)。
美琴は同い年とは思えない位若く見える。童顔と言われるのが嫌で化粧や服装は大人っぽく見せるように努力している…らしい。本人いわく。


「明日のガイダンスってリクルートスーツ着て参加しなきゃいけないんだってさぁ。」

ダルそうに話しかけながら、私の前の席に座った。


< 5 / 162 >

この作品をシェア

pagetop