あなたに言いたいことがあります

バラ

数年後。



季節は冬。




私は大学四年生になった。








あいかわらず、彩璃と宮澤はラブラブでさっさと結婚しろー!と思うくらい。




「ああ、今日も瑠維と会えない・・・。





瑠維不足で泣きそう」





「舞台忙しいんでしょ?」





「うん、わかってるけどぉ・・・やっぱりつらい・・・」





宮澤は大学在学中に舞台俳優としてデビューした。





オーディションを見事勝ちぬいて、今は主役の一歩手前らしい。





彩璃は保育士の資格をとり、就職場所も決まって今は私の家に遊びに来ている。





机に額を押しつけ唸っている彩璃は携帯を見ては閉じ見ては閉じを繰り返している。
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