折り鶴が舞い降りる
折り鶴が舞い降りる
昨夜から降り出した雪は
今朝になっても降り続き
あたりをすべて静寂な
白一色の世界にしていた。

高校1年生の舞子は
いつものように学校に向かったが
自宅から学校まで徒歩三十分程の道が
降り積もった雪によって
白く覆い隠されていた。

見慣れた風景が全て白く染まり
舞子は自分がどこにいるのか
分からなくなってしまった。

「いったいここは何処なんだろう」

音もなく降り続く雪は舞子を白く染めていき
舞子の意識はだんだん遠のいていった。



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