3年前の君へ 〜下駄箱536の1つ下の秘密〜





でも...


好き、なんだ。

りょうさんのことが。

名前も、顔も声も。何にも知らないけど。



そんな何にも知らないりょうさんのことが、いつの間にか好きになってたんだ。


自分でも気が付かないうちに。



もっと知りたい、そう思った。



好き、っていうのに、理由はいらないよね。

ただ、気づいてしまった。

なんとなく、好きなんだ、って。



・・・未来の彼氏が、私の初恋相手になった。





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