3年前の君へ 〜下駄箱536の1つ下の秘密〜
俺は、息が止まりそうになった。
目の前を通った彼女に目を奪われたから。
夢の中の彼女を探し始めてから、2週間が経った頃のことだった。
その子は1人で食堂に向かっていった。
・・・見つけた。やっと、見つけた。
確証はない。
けれど、ピーンと来た。
あ、彼女だ。
俺が探していたのは彼女だ。
そう、本能が叫んでいた。
「おーい、涼?何やってんだ?こんなところでぼーっとして。」