君に出逢えたキセキ
話を聞く限りだと、りゅうじくんとたくみくんは高2で、まさとくんはみこと先輩と同い年の19歳らしい。

どうりで一人だけ大人っぽいと思ったら。

皆ガンガンに呑んで酔い潰れた頃、
たくみくんがいきなり私に覆いかぶさってきた。
「え?ちょ?たくみくん?」
「ねぇ、あげはちゃん。我慢出来ない」
そう言って私の首に顔を埋めるたくみくん。
「んっ、ちょ、、」
「おいたくみ。寝言は寝ていえ」
雅人くんが笑いながらたくみくんを私から引き剥がしてくれた。
その場の雰囲気を壊さずに回避するのはさすが大人って感じ。
「あり...がとう」
「いいえいいえ、と言うかみんなもう酔いつぶれちゃったし、お開きにしよっか」
「そうだね...笑」
「あげはちゃんおうちここから近いの?送ってくよ」
「や!そんな悪いですよ!大丈夫!」
「俺が送るってゆってるんだからいいの」
渋々了承して送ってもらうことにした
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