堅物男子と甘い恋



「……俺と同じ高校に来いよ。」



小野先輩にそう言われ、目を見開く。




「俺決めたから。お前のこと守るって。優しすぎる、純粋なおまえのこと守りたいんだ。」



だから、手の届くとこにいてくれよ。



耳元で囁かれてドキリとした。



「ーーはい。」



それから私は無事小野先輩と同じ高校に入学できた。



学力不安だったけど、奇跡的に合格したのだ。



入学後は小野先輩が生徒会入ってるって知って、私も1年生のうちから立候補して無事当選。



そして、今に至るってわけなのだ。




< 162 / 475 >

この作品をシェア

pagetop