堅物男子と甘い恋
先輩と私
北野 舞花side
先輩にリビングに戻れと言われ大人しく戻った私。
先輩…大丈夫かな。祐也くんに毒されてないかな。
「おまたせ。」
しばらくすると先輩が戻ってきた。
どうやら祐也くんは帰ったようだ。
「北野、具合は大丈夫か。さっき震えていたけど。」
「もう平気です。」
ていうか、バレていたんだ、少し震えてたこと。
「先輩、隣座ってください。」
ソファーの空いてるとこをポンポン叩くと先輩は隣に座ってくれた。
…うん。やっぱ先輩が隣にいると落ち着くなぁ。
「北野、おまえは赤井のことどう思ってる?」
突然先輩にそんなことを聞かれる。
「どうって…あんま関わりたくないです。」
「じゃあもし、いじめの件がなかったら?」