堅物男子と甘い恋




「亜子ちゃんは姫華ちゃんと仲いいんだよね?」



「あ、はい。姫華ちゃんはホントに仲良くしてくれて…感謝するばかりです。」



なんか、ホントにいい子だなぁ。控えめなところも可愛らしいし。




「好きな人とかいないの?」



「へっ、わ、私ですか…?」




すると亜子ちゃんは少し顔を赤らめた。




「います…。でも内緒です。姫華ちゃんにも言ってないんです。」



そう言ってニコリと笑う亜子ちゃんはまさに恋する女の子だった。



「そっか、その恋、実るといいね。」



ニコリと微笑むと亜子ちゃんもニコリと笑ってくれたのだった。




< 317 / 475 >

この作品をシェア

pagetop