堅物男子と甘い恋

その頃生徒会室では




小野 陽向side




「おはよう…」



朝少し遅れて生徒会室に入ってきた小松先輩はどこかおかしかった。



「…はぁ。」



明らかになにか、落ち込んでいたのだ。



「会長、どうかしました?」



同じことを思ったのか佐野は心配そうにそう聞く。




「…いや、気にするな。」



気にするなって言われても、こんなに落ち込んでるんじゃ仕事もできないだろう。



「…北野関連ですか?」



俺がそう聞くと小松先輩はピクリと僅かに反応した。



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