堅物男子と甘い恋




「加藤は気付いてたのか?亜子が北野をハメようとしてたのを。」



「…舞花先輩が来た時きづきました。」



加藤は少しつらそうにそういう。


あぁ、そうか。加藤は亜子のことが好きだったか。




「なんで、亜子はそんなことをしたんだと思う?」



俺がそう聞くと加藤は顔を伏せた。



「んなの、生徒会長のことが好きだからでしょ。」



それも、そうだが。



「でもだからといって北野をハメる必要は無いだろ。別に付き合ってるわけでもないし。」



俺がそういうと加藤はめんどくさそうに答えた。



< 439 / 475 >

この作品をシェア

pagetop