好きになれとは言ってない
自分の対極に居る人間のような気もするが、所詮、同じ男なので、大差ないような気もしている。
とりあえず、遥の側には置いておきたくないかな、と思っていると、
「まあ、課長だったら、そんなもんですかね」
と少し上から目線で言ってきたので、つい、
「確かに、おんぶじゃなにも出来なかったが。
遥はお姫様抱っこなら、キスできると言ってきたぞ」
と言い返してしまうと、
「遥ちゃん、意外と大胆だねえ」
と大葉が妙なところで感心していた。
「路上でお姫様抱っこでキスですか。
いや、僕でも出来ませんよ、それ」
と小宮が言い出す。
「すごいですね、課長」
「だから、やってない……」
「そうですね。
出来たら、師匠と呼んでついていきますよ。
遥ちゃんを諦めてもい――」
と言いかけ、
「いやまあ、それは無理ですけどね」
としれっと笑って言ってきた。
何処まで本気かよくわからない男だ……。
とりあえず、遥の側には置いておきたくないかな、と思っていると、
「まあ、課長だったら、そんなもんですかね」
と少し上から目線で言ってきたので、つい、
「確かに、おんぶじゃなにも出来なかったが。
遥はお姫様抱っこなら、キスできると言ってきたぞ」
と言い返してしまうと、
「遥ちゃん、意外と大胆だねえ」
と大葉が妙なところで感心していた。
「路上でお姫様抱っこでキスですか。
いや、僕でも出来ませんよ、それ」
と小宮が言い出す。
「すごいですね、課長」
「だから、やってない……」
「そうですね。
出来たら、師匠と呼んでついていきますよ。
遥ちゃんを諦めてもい――」
と言いかけ、
「いやまあ、それは無理ですけどね」
としれっと笑って言ってきた。
何処まで本気かよくわからない男だ……。