Drinking Dance
「森脇さんもご存知の通り、僕は3人兄弟の長男として生まれ育ちました」

「ああ、はい…。

えーっと、それで…」

「通っていた大学は共学だったんですけれども、中学高校は中高一貫の男子校に通っていたんです」

「えっ、そうなんですか?」

大学のことは知っていたけど、中学高校のことは知らなかった。

へえ、男子校の出身だったんだ。

「学生時代は特に女性と関わる機会がなかったので…いわゆる、“遊ぶ”と言うことをしなかったんです。

その当時の母親以外の女性と言えば保健室の先生、それもかなりのおばちゃんで…」

「ああ、そうなんですか…」

星崎さんは眼鏡をずりあげると、
「そう言うことがあったので、女性に対しての免疫力はないに等しくて…」

呟くように言った。
< 11 / 141 >

この作品をシェア

pagetop